穂海農耕便り(2026年 夏号)

7月入り暑さが一気に厳しくなって来ましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 向こう3ヵ月の気象見通しとしては、気温は平年に比べて高め、降水量は平年並み、となっています。稲の生育ではこれから水が必要な時期になりますが、水についてはここ数年に比べると良い状況が期待できそうです。とはいえ、8月以降も高温の日が続く予報ですので稲の生育管理には十分注意していきたいと思います。 先日、毎年恒例の板倉小学校の田植え体験を開催しました。五月晴れの中、泥だらけになりながら元気いっぱいに苗を植える子供たちの歓声が、田んぼに響き渡りました。

今年の春作業を振り返ると、作業立ち上がりの大事な時期にコロナ感染者が続出してしまったことが挙げられます。人員が大幅に不足する事態に直面しながらも、「計画通りに作業を完了させる」との強い気持ちを持って、諦めず、一人ひとりが持ち場でプラスアルファを積み上げてくれた結果、「計画通り」に春作業を終えることができました。本当に頼もしい限り、現場の底力に敬意と感謝を感じた次第です。

さて、米価はここ2年の高騰(暴騰)を経て、今度は下落(暴落)の気配が漂っています。生産と消費の間に溜まっている高値で過剰な流通在庫がその原因です。現在はまさに、「上がった相場は自らの重みで落ちる」という投資格言の通りの状況です。しかしこれは短期的に過ぎず、生産者の高齢化や離農により作付面積の減少が加速度的に進んでいる状況下、中長期的には国産米の需給バランスは逼迫すると考えています。労働力不足、気象変動といった事業環境の大きな変化に対して、様々な技術革新を取り込み、一層の生産省力化・効率化に繋げることでこれに適応し、米づくりを続けていくことが私たちには求められています。
私たちの仕事は、地域の皆さまのご理解とご支援があってこそ成り立つものです。これからも、安心して食べられる米を皆さまに届け続けることができるよう、鋭意努めてまいります。
