穂海農耕便り(2026年 冬号)

2月も終わりに近づき暖かい日も増えてきましたが皆さまいかがお過ごしでしょうか。1月後半から続いた寒波により、私たちも施設や倉庫の除雪作業に追われることとなりました。毎年、冬の初めには社内で除雪作業の安全講習を行い、機械の取り扱いや作業方法などを確認します。また、毎日の朝礼時にも注意点など申し合わせを行い安全第一で作業しています。

▲除雪機の取り扱い方法や作業時の注意点などを研修しています。
今年はミラノ・コルティナ冬季オリンピックが開催されました。アスリート達の、勇気を持って挑戦する姿、細部にこだわり抜き、最後まで諦めずにやり抜く姿に感動を覚えました。そして、その一瞬のために積み重ねた努力に、改めて敬意を表する次第です。
例年この時期は農閑期ということで、種子の選別、軽機械の整備、今年の生産・作業計画、といった屋内での業務を行っています。「良い仕事は良い準備から」と言われる通り、この時期の仕事は今年一年を左右するほどの重みがあります。特に、今年の計画を立てる作業は重要で、昨年の課題を認識した上で、それをどのように改善するのか?という視点が不可欠です。従業員たちが話し合い、それぞれの課題を如何に改善していくのかを考える。これが自分たちを支えるチカラになると信じて取り組んでいます。

▲種もみの選別をしています。
さて、「令和の米騒動」と言われたお米市場においては、一部で軟化が始まっているものの依然価格は高止まりしています。しかし、一時の品薄状態は解消されており、早晩、価格は下落(適正水準化)していくと思います。昨今の米価の暴騰と(おそらくこれから起きる)米価の下落は、関係者が多く介在し複雑な米流通構造の下で、関係者が生産量や流通在庫の量を見誤ったこと、国民が持っている「お米は余っている、いつでもどこでも買える」という認識、などが重なって起きた突発的で短期的な現象です。しかし、その裏側の本質的な事としては、国の米供給能力が、生産者の高齢化、離農の加速、耕作放棄地の増加により、縮小している、米需要の減少スピードを上回って縮小している、ということです。そんな状況を少しでも食い止めるべく、今年も従業員一同、持続的な米作りを目指して精一杯取り組んで参ります。皆さまの温かいご支援・ご指導を、よろしくお願い申し上げます。
春の訪れまでもう少し、寒さも続ききますので、お体に気を付けてお過ごしください。

▲看板をリニューアルし社屋外壁の目立つところに設置しました。
