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2024/05/01 農耕便り

穂海農耕便り(2024年 春号)

今年は心地よい春の陽気とともに新年度がスタートしましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
上越市の『観桜会』では桜の花が美しく咲き誇り、家族連れや旅行客を喜ばせてくれました。気温も上がり、私たち穂海農耕では早々に春の作業に入っています。
今年はお陰様で経営面積が約240haとなり、田んぼの枚数も1,700枚を超えました。現場作業をいかに効率よく実践するかは、私たちの常なる課題ですが、今年の新たな取り組みとして、ドローンを利用した肥料・農薬散布や、土壌の状態に合わせて施肥を行う「可変施肥」という技術も活用し、栽培を行っていきます。

可変施肥とは、圃場の地力に合わせて適切な施肥を行う技術です。一つの圃場の中でも、地力の低い場所では施肥量を増やし、地力の高い場所では施肥量を減らし、地力のばらつきを抑え生育ムラを無くします。
これまでと同じ施肥量であれば、地力に応じたメリハリのある施肥となり収量アップが期待できますし、同じ収量を目指すのであれば、過剰施肥であった場所の施肥を最適化するので施肥量を減らす(コスト削減)ことができます。施肥の最適化は肥料資源の温存(世界には肥料がもっと必要な地域がたくさんある)であり、環境への負荷軽減であり、ひいては持続的な農業の実現に繋がります。
まだ一部の圃場での適用となりますが、しっかりとデータを収集・分析し自社技術として確立したいと思っています。

今年も地域の皆様に安心して農地を任せて頂ける様、従業員一同、精一杯作業を行って参ります。